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サンキューフォーザワールド 活動報告

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    • 2012.12.09 Sunday
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    2月19日 Thank You For the World 第9便 活動報告

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      今回のお手伝い先は、仙台市若林区にある、ReRoots<http://reroots.nomaki.jp/>さんという団体でした。
      たまたま噂をきいて訪ねたのですが、ReRootsさん、本当にすばらしい活動をしていて、お会いできてよかったなと思っています。
      震災直後に、仙台市川内コミュニティーセンターという所に避難した方々の中から自然発生的にボランティア団体としての活動が始まり、今に至るまで、地元密着型の支援活動をしていらっしゃる団体です。
      今は農業支援を中心にしていて、支援先の農家さんに聞いて自分たちの畑も作りながら、今後は地域活性を目指すというお話でした。
      代表の広瀬さんを中心に、東北大学の学生さんたちがてきぱき動いていました。



      少し早めについてReRoots事務所で待機していると、続々と地元の方々が自転車や徒歩で集まってきました。
      中には小学校5年生の男の子も。
      みんな集まったところで朝礼をして、その日は側溝組、畑のがれき起こし組、ビニールハウス組、と分かれました。
      39号22人は、学生さん3名、5年生の男の子とお母さんとともに藤塚の畑へ。
      仙台東部道路は海と平行に走る国道で、その道路一本はさんで津波の被害がまったく違う、というお話の通り、道路の東と西でまったく違う景色が広がる所です。
      藤塚はその海側、わたしは初めて降りました。
      ただただひたすらに茶色い荒地、その中にまだひしゃげたまま残されているガソリンスタンドや家がぽつぽつとある場所をバスで走り、依頼主の畑へ向いました。

      畑の中に、少しでもガラス片などのがれきが残されていると、農機具が故障したり、あるいは手で土を触るのでけがをしたり、で作付けができないそうです。
      だから今年の作付けに間に合うように、それらの小さながれきを掘り起こす作業です。
      そういう畑が、広い仙台平野にはたくさんあるとのこと。

      端から土を起こすべく、27人がスコップを持って一列に並びます。
      畑の端からもう一方の端はすぐあっちに見えていました。
      気合充分、よし!と取り掛かった瞬間に、土の固さに全員驚きました。
      スコップが入らないのです。
      よくよく見てみると、それは畑の土ではなく、津波の跡の汚泥でした。

      今は茶色い荒地ですが、ここには津波のあと、車や家や、その他もろもろ壊れたものがそこらじゅうに散乱していたそうです。
      それを片づける重機が、何度も何度も入ったために、汚泥は踏み固められて、さらに冬の寒さによって凍っていました。
      そこでようやく、わたしたちはこの作業の途方もなさに気づきました。
      それでも少しずつ掘っていくうちに、スコップのへら部分(30cmほど)くらいを掘ると、その下は幾分柔らかい土になっていることに気づき、黙々と作業を続けました。



      お昼休憩のときに、依頼主さんが温かい飲み物を差し入れにきてくれました。
      そこで少しだけお話を聞きました。
      今は借上げ住宅に住んでいること、その集団移転先がなかなか決まらないこと、集団移転のための費用は一部しか負担してもらえないこと、津波の想定をして「住める」と決められた地域があるけれど、そこに「住みたい」と思えないこと。
      住みたいと思っても、安全対策をしっかりして住めるようになるまでには、何年もかかること。
      依頼主さんは専業農家でした。
      すべての畑と農機具を流されて、今は借上げ住宅のそばで小さい畑を作っている。
      2度目の収穫から、ようやく少しだけ出荷できるようになった。
      でも、元の通りに農作ができるのは、いつになることか。
      こんなことは、次の世代にはさせたくない。俺らで終わりにしたい。

      初めてボランティアバスに乗る前、わたしはある人が、「僕たちは泥をかき出しに行くんじゃない、人を助けに行くんだ」と言うのを聞きました。
      今までは、大きながれきを片付けたり、側溝の泥をかき出したり、家をきれいにしたり、今と比べたら成果の見えやすい作業をしていたんだな、と気づきました。
      この言葉の意味が、遅いけれど、わたしは今回ほんとにわかったような気がしました。
      午後の作業中、依頼主さんが新しい日常を作れるようになるのは何年先なんだろう、途方もなさすぎる、そんなことを考え、この作業をしている自分のスコップのひと匙ひと匙が小さすぎて、それしかできない自分に悔しい思いでいっぱいでした。

      でも、そのひと匙が無ければ次は無いし、時々あちこちの依頼主さんが話してくれるように、大勢のボランティアが来てある作業を一気にやる、それをきっかけに次が見える、その小さなきっかけになれればいいんだと、いつものように思い直しました。
      一人では気持の萎えてしまう作業も、大勢でやってみると次へ動き出すきっかけになれる。
      それがわたしたちのような団体のボランティアの意義のひとつなのだから。

      ReRoots代表の広瀬さんは、何度も何度も「また来てください!いつでも!」と仰っていました。
      ほんとうに何度も。明るく。
      ボランティアセンターを閉じてしまった仙台市内でずっと活動を続ける彼にとっては、その言葉が実感の一つなのだなと感じました。
      最後に温かい飲み物をいただいて、ReRootsのキャラクター、リルオくんのTシャツを購入して帰りました。
      ちなみにReRootsのキャラクターはもうひとりいて、そのTシャツもありました。
      リラックマくんが天敵の、てきぱきはたらくはたらっくまくん(写真下)。
      こんどお邪魔したときには、はたらっくまくんTシャツを買おうと思います。


      Thank You For the World 
      高橋愛






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